新聞紙上やニュースなどで目にする「レアメタル」という単語。
デジタル機器に囲まれた私たちの生活に欠かせないもので、とても身近なものですが、「レアメタル」と聞いて具体的なイメージとして捉えることができる人は、実は少ないのではないでしょうか。
トゥルーマテリアルズで取り扱うレアメタル。 少しこの「レアメタル」について掘り下げみましょう。
レアメタルとは?
「レアメタル」という言葉を使う時、一般的には
- 地球上に存在、産出量が少ない金属
- 抽出が難しいために希少な金属
- 生産国が偏っている金属
これらを指すことが多く、産業界で流通や使用量が希少な金属の総称になっていると言えます。
しかし、これだけでは幅が広く、レアメタルを議論する際に具体的に「何を指しているのかがわからない」といった問題が出てきます。
「レアメタル・レアアース(リサイクル優先5鉱種)の現状」(平成26年5月)では「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」と定義付けられ、対象として31種類が挙げられています。
出典:http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/admin_info/committee/o/26/hairi26_04.pdf
では、その31種類を見てみましょう。
レアメタル 30種類:
リチウム、ベリリウム、ホウ素、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、ルビジウム、ストロンチウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、インジウム、アンチモン、テルル、セシウム、バリウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、白銀、タリウム、ビスマス
レアアース 17種類:
スカンジウム、イットリウム、ランタノイド、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテニウム
レアメタルの対象は31種類となっていますが、レアメタルとして挙げらているものは30種類です。そして、スカンジウム、イットリウムにランタノイドとして挙げられる15種類を「レアアース」として1種類とみなすことで、合計31種類となっています。
レアメタルとは
「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」を指し、具体的には、レアメタル30種とレアアース17種からなる金属、と言えます。
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